バイクツーリングの走行ルートを方位磁針に従って行った結果…

登山用コンパスを首から下げて、愛車の原付バイク「ホンダジャズ50」とバイクツーリングに行ってきました。

いちおう地図も持っていったのですが、ほぼほぼ方位磁針のみを頼りに走行

使用した方位磁針はスント製。100年近く前からコンパスを作っている老舗らしいです。

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なぜ方位磁針のみに頼ってツーリングに行こうと思ったのかといいますと、私はバイク初心者なのでもちろん紙の地図なんて使ったことがなく、単純にルート決めがめんどくさくて仕方なかったんですよね(笑)

もっというと、ルート決めはめんどくさいという先入観があり、なかなか挑戦する気になりませんでした。
そのため方位磁針で方角だけ決めてツーリングしようと考えたわけです。

関連記事>>>地図とコンパスでバイクツーリング(冒険)する方法まとめ

ツーリングマップル

目的地は、20年前のツーリングマップルに記されていた

・短いが小粋な?峠道

を目指します。
「?」が私の興味を駆り立てたのです。

そして「短いが小粋な?峠道」までは往復でも大した距離ではないですが、私としては1日に走る最長距離。
にも関わらず方位磁針だけで挑む無謀さ。

方位磁針の使い方は「バイクツーリングで方位磁石の使う3つのメリットと使い方のご紹介」で書きました。

旅の舞台は兵庫県。

果たして無事に「短いが小粋な?峠道」にたどり着けるのか!?

動画版もあります。

 

進むべき方角を地図と方位磁針で確認しいざ出発

まずは出発前日に目的地の方角だけ確認しました。
下準備はそれだけ。

母子大池の地図

小粋な道までの道中にある母子大池(もうしおおいけ)の場所は知っていたので、そこまでは記憶を頼りに進みます。

そして母子大池付近に到着。
ここからはいよいよ方位磁針の出番です。

母子大池からはとりあえずほぼ真北に進めばOK。

原付と坂道

細いゆるやかな上り道がしばらく続きます。
うちのジャズちゃんは4速まであるのですが、いかんせんパワーがないため、2速3速を駆使しての走行。

バイクと茶畑

ジャズのエンジンが唸りを上げながら道なりにドコドコ走っていると、途中に茶畑を発見しました。
このあたりは母子茶というお茶が有名なようです。

そしてさらに進むと、開けた道に出ます。
途中左折するかどうか悩む箇所がありましたが、ひたすら道なりに進むことに。

しかしそれがそもそもの過ちでした。

通行止め

行き着いた先は見事に通行止め。
あえなく引き返すことになります。

いきなりの通行止めで「ほんとうに目的地にたどり着けるのか?」と不安を覚えました。

道に佇むゴリラのぬいぐるみ

そして来た道を引き返そうとしたそのとき、ふと道路の脇に座っていたゴリラと目が合い、

「お前はこっちに来ちゃいけない」

そう言われているようでした。

来た道をひたすら戻り、先ほど曲がるかどうか迷った道で曲がります。
しかしさらなる試練がジャズと私を襲うのです。

大型車通行禁止の看板、さらには危険区間始まりの看板までもが目に飛び込んできました。

勾配やカーブのキツイ峠道が始まりです。

ひたすら下っていくのですが、途中すれ違う車やバイクでさえ登るのがしんどそうな坂。

さらにカーブは頭文字Dのいろは坂を思い起こさせるほど。

その上、車2台がやっと通れるか?というほどの細道。

道路にできた穴に恐怖し、枯れ葉の軍勢が私を襲います。

バイク初心者がふらっと立ち寄っていい道ではありませんでした。

しかし私は勝ったのです。

エンストするかしないかのせめぎあいに打ち勝ち、枯れ葉の猛攻を防ぎきりました。

峠道を下り終え、街に出ることに成功。

ただ安心したのも束の間、さらなる試練がジャズと私を襲うことに…。

アメリカンバイクでまさかの◯◯に突入

街中は車に煽られるなどの恐怖がありますが、それでも峠道と比べたら可愛いものだと思えました。

バイクに跨りコンパスで方角を確認する男

信号待ちの度にちょこちょこ方位磁針で方角を確認し、進路を微調整しながら走行
ちなみに地図を入れてるタンクバッグは「バイクにコミネのタンクバッグを付けたらツーリングが超快適になった件」で書きました。

すると北へ北へ進もうとするあまり、つい農道のような細い道に入ってしまいます。

その道は山へ続いているようでした。

嫌な予感がし始めます

細い荒れた道

案の定その道は車が1台通れるか通れないかという道に続いていました。

そこで私は決断を迫られることになるのです。

「引き返すか、それとも突き進むか」

運命の二択。

私は「突き進む」ことを選びました。
男の本能でしょうか?冒険者の心に火がついたのです。

砂が浮いた道を1速で慎重に上ります。

すると想定していたよりはるかに短い道で、ほんの数十秒で上りきることができました。

鳥居と看板

そして道なりに走ると、左手に鳥居が、右手には奥へと続く道が、真ん中には付近の環境を示した地図看板を発見。

まずは地図看板で現在地を、そしてこの先を進んでいけるのかの確認をします。

看板で見たところ道は続いていたので、右手の道を走ることに。
引き返すという選択肢はありません。

鳥居の存在が若干気になりましたが、この時点で私は、

「無事に目的地にたどり着けるのか?」
「自分が走っている道は本当に大丈夫なのか?」

と焦りを感じていたため、鳥居の先を見学する余裕はありませんでした。

さて、右手の道を進んでいくとすぐに、このツーリング最大の危機が訪れます

原付とダート道

なんと、ゴリゴリのダート道に突入してしまいました。

私の愛車はオフロード車ではありません。
原付で、しかもアメリカンバイクです。

ジャズ乗りがダートを走るなんて誰が想像したでしょうか。
本田宗一郎さんもびっくり。

しかし冒険の鬼と化した私は、アクセルを戻すことはありません
ひたすらに直進します。

こぶし大の石をかわし枝を乗り越え、ジャズに乗っていていままで感じたことのない振動を味わいます

広場

やっとこさ広い場所に出ると、そこにはさらなる絶望が待ち構えていました。

なんとまさかの通行止め。

というか、明らかに登山道で、車両が通るのはそもそも無理だろうと。

困った私は、スマホのナビに頼ることにしました。
使用しているスマホホルダーは「バイクにデイトナのスマホホルダーに取り付けて使ってみた感想」で書きました。

現在地とこの先の道が通れるのかを確認します。

ナビの答えはNO。

つまり、林道を乗り越えてきたにも関わらず、無情にもGoogleは「道を引き返せ」と言ってきたのです。

私はおとなしく道を引き返しました。

ツーリングは無事にゴール?

林道を引き返したジャズと私は、街中に戻ってきました。

細い道には入らずできるだけ大きい道を走り、通行止めや林道に突っ込まないように細心の注意を払います。

するとあっという間に、目的地である「小粋な?峠道」の近くまで来れました。

今までの苦労はなんだったんだと目を覆いたくなりますが、後悔するのはあとにして、先を急ぎます。

峠道

広くて走りやすい道に入ったと思ったら、すぐに細い峠っぽい道に進入。

するとはたまた広い道に出ます。
自然に囲まれて気持ちよかった。

地図を見る男

ざっくりと方角だけ決めて走ってきたので、小粋な道のはっきりとした場所は把握していませんでした。
ということで、バイクを端に停めて場所を確認すると、衝撃の事実が判明

なんとすでに「短いが小粋な?峠道」を通過したあと

まさかの素通り。

小粋な峠道

実は先ほど通った細い峠っぽ道が「短いが小粋な?峠道」だったのです。

私はこの峠道に小粋の「小」の字も感じませんでしたが、20年前にはもしかすると「小粋な?」ぐらいには感じられたのかもしれません。

古い地図でツーリングをすると、昔の風景に思いを馳せることができて、楽しいですね

ということで、このツーリングのエンディングはまさかの

「いつの間にかゴールしてた」

でした。

実はこのツーリングの様子はYouTubeにもアップしております。

>>>20年前の地図とコンパスで行く原付ソロツーリング!

コンパスツーリングは不安で仕方ありませんでしたが、比較的大きい道路を中心に走れば林道に突っ込まず、ちゃんと目的地に辿り着けそうですね。

でもこのツーリングをきっかけに、ちゃんとルート作成をするようになりましたよ(笑)

次の記事へ>>>バイクツーリングルート作成方法と実際の走り方【地図初心者向け】

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